「最高管理権限取得人員のみ閲覧可」の版間の差分
Kasugai isoya (トーク | 投稿記録) |
Kasugai isoya (トーク | 投稿記録) |
||
| 3行目: | 3行目: | ||
= [機密] ジャパリパーク設立計画のすべて 2057年版 = | = [機密] ジャパリパーク設立計画のすべて 2057年版 = | ||
| − | == ''' | + | == '''ジャパリパーク・プロジェクト 初回状況報告''' == |
2030/9/21、本日より世界総合動物保護施設設立計画、通称ジャパリパーク・プロジェクトと呼称されるジャパリパーク設立計画が本格的に発動される。初期計画主導人員は███准教授、██博士、███研究員、█████博士、███████教授が選定された。過去には██県の███島、██県の██盆地、██県の███島などが設立候補地とされていたが、2030年現在においてJAPARIグループが保有している小笠原諸島に発生した火山島群(仮称: ジャパリ群島)が最有力候補地として選定されている。その火山島は███博士及び██氏ら率いる調査チームによる調査が2年に渡って行われた。その調査報告として提出された230ページの調査資料を基に、ジャパリ・インコーポレイテッド - プロジェクト執行部(現・パーク運営事務局)及びジャパリ財団理事会はジャパリ群島はパーク設立地として非常に有用なものであるとして、本格的な現地開拓計画を始動させた。 | 2030/9/21、本日より世界総合動物保護施設設立計画、通称ジャパリパーク・プロジェクトと呼称されるジャパリパーク設立計画が本格的に発動される。初期計画主導人員は███准教授、██博士、███研究員、█████博士、███████教授が選定された。過去には██県の███島、██県の██盆地、██県の███島などが設立候補地とされていたが、2030年現在においてJAPARIグループが保有している小笠原諸島に発生した火山島群(仮称: ジャパリ群島)が最有力候補地として選定されている。その火山島は███博士及び██氏ら率いる調査チームによる調査が2年に渡って行われた。その調査報告として提出された230ページの調査資料を基に、ジャパリ・インコーポレイテッド - プロジェクト執行部(現・パーク運営事務局)及びジャパリ財団理事会はジャパリ群島はパーク設立地として非常に有用なものであるとして、本格的な現地開拓計画を始動させた。 | ||
しかしながら当初から懸念されていた通り、小笠原諸島周辺の住民や外部の環境保護団体からの反発が発生した。具体的には島内環境の破壊につながる可能性があること、周辺地域の住民に迷惑がかかる可能性があるといったようなものが多く浮上した。これらを沈静化させる為、あくまでジャパリパークは世界の自然環境を保存する目的で設立されるということ、極力自然の破壊を行うことのないようにすることと同時に、幾つかの補填を出すつもりであることを10月15日の会見で発表している。 | しかしながら当初から懸念されていた通り、小笠原諸島周辺の住民や外部の環境保護団体からの反発が発生した。具体的には島内環境の破壊につながる可能性があること、周辺地域の住民に迷惑がかかる可能性があるといったようなものが多く浮上した。これらを沈静化させる為、あくまでジャパリパークは世界の自然環境を保存する目的で設立されるということ、極力自然の破壊を行うことのないようにすることと同時に、幾つかの補填を出すつもりであることを10月15日の会見で発表している。 | ||
| + | |||
| + | '''建設開始報告:''' ジャパリパーク建設計画が2030年4月3日より本格的に実行された。建設工期は3期に分けられ、ジャパリパークの中心地となる「パーク・セントラル」とその周辺施設とメイン管理施設の建設を1期、島内各地における動物園/水族館/植物園/博物館/管理施設の建設を2期、各宿泊/娯楽施設の建設を3期として、7年間を費やして行われる。その後、試験的な運営が3年間に渡って行われる予定である。 | ||
| + | |||
| + | == '''ジャパリパーク・プロジェクト 第2次状況報告''' == | ||
| + | ジャパリパークの建設の開始に際して、JAPARIグループの中核企業であるジャパリ・インコーポレイテッド内部でのパーク運営に関する主要部署が多く設立される。それぞれの部署には既存の社員が配置され、万全な準備体制を構築するように手配されている。2030年段階で設立された部署は以下のとおりである。 | ||
| + | * パーク運営事務局 (旧・ジャパリパーク・プロジェクト執行部) | ||
| + | * パーク施設管理局 | ||
| + | * パーク倫理保安委員会 | ||
| + | * パーク研究開発局 | ||
| + | * パーク渉外局 | ||
| + | これらの部署は、将来のジャパリパーク運営において中心的な存在として設置されているため、高い順応能力を有した職員らで構成されるようになされている。 | ||
'''[以下の情報を表示する権限がありません]''' | '''[以下の情報を表示する権限がありません]''' | ||
2017年6月14日 (水) 15:57時点における版
ログイン完了。ご希望のファイルを展開してください。
[機密] ジャパリパーク設立計画のすべて 2057年版
ジャパリパーク・プロジェクト 初回状況報告
2030/9/21、本日より世界総合動物保護施設設立計画、通称ジャパリパーク・プロジェクトと呼称されるジャパリパーク設立計画が本格的に発動される。初期計画主導人員は███准教授、██博士、███研究員、█████博士、███████教授が選定された。過去には██県の███島、██県の██盆地、██県の███島などが設立候補地とされていたが、2030年現在においてJAPARIグループが保有している小笠原諸島に発生した火山島群(仮称: ジャパリ群島)が最有力候補地として選定されている。その火山島は███博士及び██氏ら率いる調査チームによる調査が2年に渡って行われた。その調査報告として提出された230ページの調査資料を基に、ジャパリ・インコーポレイテッド - プロジェクト執行部(現・パーク運営事務局)及びジャパリ財団理事会はジャパリ群島はパーク設立地として非常に有用なものであるとして、本格的な現地開拓計画を始動させた。
しかしながら当初から懸念されていた通り、小笠原諸島周辺の住民や外部の環境保護団体からの反発が発生した。具体的には島内環境の破壊につながる可能性があること、周辺地域の住民に迷惑がかかる可能性があるといったようなものが多く浮上した。これらを沈静化させる為、あくまでジャパリパークは世界の自然環境を保存する目的で設立されるということ、極力自然の破壊を行うことのないようにすることと同時に、幾つかの補填を出すつもりであることを10月15日の会見で発表している。
建設開始報告: ジャパリパーク建設計画が2030年4月3日より本格的に実行された。建設工期は3期に分けられ、ジャパリパークの中心地となる「パーク・セントラル」とその周辺施設とメイン管理施設の建設を1期、島内各地における動物園/水族館/植物園/博物館/管理施設の建設を2期、各宿泊/娯楽施設の建設を3期として、7年間を費やして行われる。その後、試験的な運営が3年間に渡って行われる予定である。
ジャパリパーク・プロジェクト 第2次状況報告
ジャパリパークの建設の開始に際して、JAPARIグループの中核企業であるジャパリ・インコーポレイテッド内部でのパーク運営に関する主要部署が多く設立される。それぞれの部署には既存の社員が配置され、万全な準備体制を構築するように手配されている。2030年段階で設立された部署は以下のとおりである。
- パーク運営事務局 (旧・ジャパリパーク・プロジェクト執行部)
- パーク施設管理局
- パーク倫理保安委員会
- パーク研究開発局
- パーク渉外局
これらの部署は、将来のジャパリパーク運営において中心的な存在として設置されているため、高い順応能力を有した職員らで構成されるようになされている。
[以下の情報を表示する権限がありません]
[極秘] 特定特殊生物発見とその研究の沿革報告書 2102年版
特定特殊生物発見とその研究
2079年5月7日以降にパーク内で未確認の存在についての目撃例が職員や一般観光客を通じて多く報告されるようになる。当初は目撃者の錯覚や勘違いであるとされていたが、フレンズの発生時期にも同様の報告が数件上がっていること、さらに同年9月にはジャパリパーク - ゴコクエリア南方の管理制限区画内にて3体の小型特殊生物の捕獲に成功することで特定特殊生物の存在が決定的となった。これらは当初パーク外部からの侵入によって確認された存在と考えられていたが、構成物質の検査結果からその可能性は否定された。
特殊生物の研究はジャパリパーク動物研究所内で行われる事となった。それぞれの個体は透過率の低い濁った鮮やかな青色をしており、体面中央に眼球と、体内ないし体外に露出するように結晶のような様相の核に該当する部位を有しているのが確認できる。個体を構成する物質の詳細な情報については不明。現状では人類及び収容動物への影響は確認されていないため、警戒レベルはレベル1(低度懸念事項)として登録される。
特定特殊生物によるフレンズ襲撃事件の発生
2079年11月22日、アンインエリア北方のレジャーショップ付近の森林内にて、特殊生物によるフレンズの襲撃例が初めて報告された。被害を受けたフレンズはチンチラ(Chinchilla lanigera)種であり、特殊生物は全長1mを超えるものとされた。パーク内警備員によって当該特殊生物は確保され、隔離室へ一時収容された。
これを受け、パーク中央管理センター - パーク運営事務局によって特殊生物対処のための会議が編成され、警戒レベル3(要警戒)とする判断が下された。なお、被害を受けたチンチラに関しては特殊生物内に取り込まれた状態であると考えられるため、救出作業が行われた。
追記: 2079年11月27日時点において、被害を受けたチンチラの救出作業はいかなる方法を用いても失敗に終わった。しかし、特殊生物は自らチンチラを吐き出した。ただ一つ問題があるとするならば、吐き出されたチンチラはフレンズの姿ではなく、本来の動物としての姿だったことである。
特定特殊生物(セルリアン)の実効的調査の開始
2080年1月より、ジャパリ財団理事会からの緊急通達によって特定特殊生物の調査計画が発案された。調査はジャパリパーク動物研究所副所長のカコ博士主導で行われ、現地調査チームの███、██、████博士、ミライ、███、ナナ、███の7名と研究チームの████博士、██研究員、███博士、███博士、███博士、███研究員、██研究員、██研究員、████博士の9名が調査担当に指定された。また、この時点より特殊生物は仮称: セルリアンとして呼称されることとなった。
セルリアン調査報告 2080/01/12
セルリアン本体の生物的な調査の結果として、これらはサンドスターに由来していることが判明した。ジャパリ島内に普遍的に存在するサンドスターから自然的に発生した可能性があるため、さらなる研究が必要。また、セルリアンは人類に対しての直接的な敵性は認められなかったがセルリアンは極稀に人類に対しての敵対性を露わにすることがあるが、フレンズに対する敵対性は初の事件からも分かる通り、明確に確認されている。
セルリアン調査報告 2080/03/09
セルリアンの目撃例が一般観光客を含めた多くの人間に対して報告されるようになり、SNS上にも同様にトレンドとして話題になっていることが広報局より報告された。これを受け、ジャパリパーク運営事務局からの外部アナウンスとして、新たに確認されたフレンズである可能性もあり、観光客への影響は無いものである、万が一の場合はパーク従業員の指示に従うようにするよう公式に発表した。
また、捕獲されるセルリアンの種類も多岐に渡るようになり、その種類は3mを超える個体から10cm程度の個体まで、青色だけでなく赤色、橙色、桃色、あるいはそれらが組み合わさったものなどといった個体まで確認できるようになる。また、幾つかのフレンズがセルリアンによる攻撃を受けているという報告がフレンズを通じて得られるようになった。対策としてパークガイドを含めたパーク職員各位とフレンズ3名以上で行動をともにすることが望ましいものとしてアナウンスされた。
セルリアン調査報告 2080/05/01
セルリアンのフレンズとの関連性を探る理由のため、███博士がセルリアンを用いたフレンズとの接触実験を提案。提案は一時カコ博士を含めた多くの人員に人道的側面から反対されたが、セルリアンの性質調査の大きな進展が予測されるため、ジャパリ財団理事会及びジャパリ・インコーポレイテッド - パーク管理委員会の全会一致のため実行されることとなった。以下に2080年4月までに行われた実験結果の抜粋を記す。
実験記録-01 (実施日: 2080/03/11) 実験担当者: ███博士 実験内容: 実験用チェンバー内に30cm規模の小型セルリアン(識別番号: JP-S-002-4-α)1体とイエネコ(Felis silvestris catus)のフレンズ個体1体を投入し経過を観察。 実験結果: セルリアンはイエネコに対して急接近し、接触を試みる。イエネコはそれを13分に渡り威嚇しながら逃げ続けた末、セルリアンに対し攻撃を開始。セルリアンは体表面に対する攻撃に対しての耐性が強いためか攻撃に対しての反応は低かった。30分の実験の末、セルリアン個体がイエネコの右足にまとわり付いた段階で実験を終了した。 セルリアンに接触されたイエネコは興奮状態にあったため鎮静剤が投与された。接触部位からはサンドスタープラズムが発生しており、3分ほどでそれは沈静化した。この事から患部のサンドスターの状態は芳しいものではないものと考えられる。推測として、セルリアンはフレンズが有しているサンドスターエネルギーを吸収しているのではないかという仮説が立てられた。
実験記録-02 (実施日: 2080/03/16) 実験担当者: ███博士 実験内容: 実験用チェンバー内に2m規模の中型セルリアン1体(識別番号: JP-S-002-13-ω)とイエネコ(Felis silvestris catus)のフレンズ個体1体を投入し、セルリアンに取り込まれるまで経過を観察。 実験結果: 前回の実験同様、セルリアンはイエネコに対して急接近し、接触を試みる。イエネコは威嚇しながら距離を取り、攻撃を仕掛けるも無効化される。2時間に及ぶ格闘の末、イエネコは無事セルリアンに取り込まれた。 その後およそ15分程度に渡ってセルリアンはイエネコを取り込み続けたが、最終的にはフレンズ化する以前の動物の姿でのイエネコを排出した。排出されたイエネコのサンドスター含有量を測定したが、そこにはサンドスターが含まれてはいなかった。これにより、セルリアンはフレンズが持つサンドスターエネルギーを吸収しているという仮説は確定的なものとなった。
実験記録-08 (実施日: 2080/04/09) 実験担当者: ███博士 実験内容: 実験用チェンバー内に30cm規模の小型セルリアン1体(識別番号: JP-S-002-6-α)を投入し、火山付近で採取されたサンドスターのタンクを配置。 実験結果: 1時間の間観察を続けたが、1度もセルリアンはサンドスターのタンクに対しての反応は見られなかったため回収した。この事から、セルリアンはフレンズ化した動物の持つサンドスターにのみ反応するという可能性が見られる。
実験記録-09 (実施日: 2080/04/11) 実験担当者: ███博士 実験内容: 固定して配置された小型セルリアン1体(識別番号: JP-S-002-5-α)に様々な物理的攻撃を仕掛けて反応を観察。 実験結果: あらゆる物理的攻撃に対しての明確な防衛反応は見られなかったが、頭頂部に存在する核を攻撃しようとした際に微弱な振動を確認した。その為引き続き核への攻撃を継続したが、こちらに関しても同様に明確な反応は見られなかった。
実験記録-11 (実施日: 2080/04/23) 実験担当者: ███博士 実験内容: 固定して配置された小型セルリアン1体(識別番号: JP-S-002-21-α)の核に対して、フレンズによる攻撃を仕掛けて反応を観察。 実験結果: 本実験に採用されたサーバルキャット(Leptailurus serval)のフレンズは、実験開始後3分でセルリアンを破壊した。映像記録等で確認した所、セルリアンは核への攻撃によって破壊されることで、その形状を維持することができなくなり1cm~10cm程度の結晶に分裂し崩壊した事が確認できる。この実験によってセルリアンはフレンズからの核の攻撃に対しての脆弱性が発見された。
セルリアンの襲撃による初の死亡事件の発生
2082年8月11日、夏休み観光キャンペーン期間中に来客した家族5名(父母2名と小学生男女3名)と、その家族と行動を共にしていたミーアキャット(Suricata suricatta)とヘラジカ(Alces alces)のフレンズ個体が、サンカイエリア - 森林地方にて3m規模の巨大セルリアン2体による襲撃を受けたと報告がなされた。即座に対策人員が急行したが、ミーアキャットのフレンズ化は解除されており、ヘラジカは意識不明の重体となっていた。既にその場にはセルリアンの姿は見られなかった。小笠原警察署と調査チームの共同捜索が3時間に渡り行われ、最終的には襲撃時になぎ倒された周辺の植木に下敷きになるようにして家族5名が発見された。小学生男女3名は心肺停止の重体だったが、搬送先の医療施設で死亡が確認された。
この事件によって小学生の両親からJAPARIグループは提訴され、最終的に2億1200万円の損害賠償請求が発生した。以後、パーク全体の警備をさらに強化し、観光客の保護を明確なものにしたが、JAPARIグループ全体の株価は下落し、パーク自体の規模を一時縮小することを余儀なくされた。この事件をもって、先の実験結果などから得られたようにセルリアンの殲滅方法は確立しているため、より運動能力の高いフレンズたちで構成された対処部隊の結成と全エリアへの配備が急がれることとなった。2082年9月21日に対セルリアン殲滅部隊「セルリアンハンター」が結成され、実戦配備された。これらは功を成し、多くのセルリアン個体を殲滅することに成功している。
パーク一時閉鎖
2085年4月29日にトーホクエリア - 管理制限区画内の管理センターに対する中型セルリアン13体の攻撃が発生した。この攻撃によってセルリアンの間接的被害が発生し、パーク従業員(研究員、ガイド、作業員含む)のべ32名の死亡または重傷を負う結果となった。それだけではなく、トーホクエリア範囲内の多くの飼育区画の管理機能が停止し、トーホクエリア内は一時混乱状態となった。セルリアンが一般観光客が集合する地点へ流入したことでさらなる被害が拡大した。これによって12名の重軽傷者、6名の死者、3名の意識不明者と延べ21名の被害者が発生した。
被害者のうちその多くは物理的な損傷を受けたことによる被害がほとんどであるが、後のパークによる調査によって3名の被害者がセルリアン個体へ取り込まれていたことが判明している。セルリアンに取り込まれたその3名は無気力状態に陥るなどといった精神作用が報告され、現在では昏睡状態に陥っているため、パーク内の療養施設にて収容中である。セルリアンが人体に対してどの程度の影響を及ぼすかの調査を行うため、現在は被害者の対応を検討中である。
上記の管理制限区画内へのセルリアンの攻撃が報告されたと同時にセルリアンハンター一同による殲滅作業が行われたため、8体までのセルリアンの破壊に成功。しかし、残りのセルリアンは破壊することができず、一般観光客への被害へと繋がった。
この事件によって被害者一同による集団訴訟に発展し、ジャパリパークへのイメージはさらに低下することとなった。セルリアンの存在とその行動、映像などもSNSやマスメディアを通じて露呈し、パークの警備の杜撰さを指摘する論調が多く残ることとなった。パークのイメージダウンによってその活動規模は縮小せざるを得なくなり、翌年度以降の経費は赤字財政が続く結果となってしまった。
2088年11月15日に、上記の一連の事件をもってジャパリ財団及びJAPARIグループは同年10月に行った謝罪記者会見の場でパーク全体の閉鎖を発表し、予定通り閉鎖された。現在は現地職員とJAPARIグループ関係者のみがパーク内部への侵入が許可される状態にある。
新たな研究結果の発見
パーク閉鎖後に調査チームによるサンドスターの研究の結果、セルリアンはジャパリ島に存在するサンドスターのうち、不純物の含有量の多い低純度なサンドスターによって構成されていることが判明した。それらは各島に存在するサンドスター火山に近づくに連れ高いものとなっているため、火山調査をメインとして行うよう作業がシフトされる。
調査は4ヶ月にわたり行われ、その火山の調査によって得られた多くの物質は███博士の研究班に回された。研究の結果、これらの低純度サンドスターは毎年の火山噴火によって発生しているだけでなく、空気中に含まれるサンドスターにも一定量含まれるものであることが判明した。しかし、それらが必ずしもセルリアンとして発生するわけではないものであるとされ、その発生トリガーについては未だ研究段階にある。
追記: セルリアンの発生トリガーについて、2089年4月段階にそれらが解明された。セルリアンは一般的に低純度サンドスターで構成されているが、それらが無機物に反応し吸収、形質の読み込みを行うことで発生することが判明した。2079年の初めてセルリアンの存在が確認された時点で、幾つかの無機物が低純度サンドスターによって反応していたことが裏付けられるものとなった。しかし、パーク設備の多くが金属を含めた無機物で構成されており、これらを除去することはパーク運営に深刻な支障が発生することを意味しているため、現段階においてその明確な予防法は判明していない。
パーク管理施設の同時攻撃と未確認セルリアンの報告
ジャパリパーク運営センターのうち、サンカイ、ナカベ、ホクリク、アンインエリアの4エリアのセンターに対する同時多発的なセルリアンの襲撃事件が発生した。この事件において先の閉鎖のきっかけとなった事例を踏まえたフレンズらの強化によって、被害こそ最低限までに抑えることに成功したが、これによる負傷者は47名にのぼる。また、この事件の際にこれまでに未確認であったセルリアン個体の存在が示唆された。
当該するセルリアン個体の撮影写真から確認できる限り5mを超える体長であり、全体が黒い様相であることが伺える。これを受け、パーク調査チームは当該個体の探索調査に乗り出すことになった。なお、調査の際にジャパリテックによって開発が続けられていたパーク案内補助デバイス試作1号型が配布され、常に2体以上のフレンズを側近に配備することを義務として設けた。
追記: 未確認セルリアンとの初めての接触例がキョウシュウエリア現地調査チームのミライとそのサポートフレンズであるサーバル、カラカル(Caracal caracal)の3名から報告された。報告では未確認セルリアンは、同エリアのジャングル地方のアンイン橋付近で初めて目撃され、またサーバルとカラカルの存在に反応したためか襲撃を受けたとされている。この襲撃対応でミライらはバスを破棄し、███主導の別チームと合流して砂漠地方へ移動したとされる。なお、その後ミライらは未確認セルリアンの殲滅に成功しており、2089年には一般公開予定であったパークアトラクション「地下迷宮」内で核を破壊することで殲滅したと報告を受けている。
未確認セルリアンの性質調査
キョウシュウエリアで殲滅された未確認セルリアンの残骸は即座に研究チームへと回された。研究チームからの報告では、未確認セルリアンの構成物質はサンドスター火山から噴火される溶岩と同形質であり、またその内部からは低純度サンドスターと思われる物質が検出された。ただし、一般的なこれまで確認されているセルリアンの有するサンドスターとは違い、検出されたサンドスターはさらに純度の低いものである「サンドスター・ロウ」であるという推測がなされた。サンドスター・ロウはサンドスター火山火口部付近で多く検出される物質であり、溶岩内に多く含まれている点では未確認セルリアンの形質と一致していることが見て取れる。ただし、なぜこれらが現段階までに出現するに至らなかったかは不明であり、この未確認セルリアンは一種の新種あるいはこれまでのセルリアンの亜種という想定により、第2世代型セルリアン、通称DHという新規区分に分類され、DH個体のサンプル識別番号をJP-S-003として分類することとなった。
四神計画の発足
2090年6月29日、DHの出現とその対処の難しさから、ジャパリ財団理事会はさらに根源的で有効的な対処法を考案した。当時一部のセルリアンの物質調査実験を行っていた██研究員から、極稀にセルリアンの中には、サンドスターの純度を向上させる能力を有し、サンドスターそのものの持つ能力や力といったものを自在に改変/操作することが可能と見られるといった報告が上がっていた。その能力を有すると思われるセルリアンは捕獲された中でも5mを超える巨大個体4体で確認されており、それぞれにコードネームとしてスザク(JP-S-001-A)、セイリュウ(JP-S-001-B)、ビャッコ(JP-S-001-C)、ゲンブ(JP-S-001-D)と割り振られている。これを基に、ジャパリ財団理事会が考案した対処計画「サンドスター・ロウ抑制濾過システム設置計画」、通称「四神計画」が発案された。
本計画はまず、それぞれのセルリアン個体の構成物質を採取し、サンドスター・ロウの発生原因であるサンドスター火山に設置ができるよう加工してフィルタとして利用可能にする作業が必要である。その為、この計画にはジャパリパーク動物研究所所長の████氏が主導となって発足した開発チームによって、システムの開発が急がれることとなった。四神計画の作業進捗は「四神計画中間報告書記録 (要管理権限: A)」にて記録されている。
[以下の情報を表示する権限がありません]