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| | アイテム番号:SCP-854-MSTDN | | アイテム番号:SCP-854-MSTDN |
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| − | オブジェクトクラス:Keter
| + | オブジェクトクラス:Safe |
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| − | 特別収容プロトコル:SCP-854-MSTDNを封じ込める作戦は現在成功していません。現在は███████に留まっています。
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| | + | 特別収容プロトコル:SCP-854-MSTDNは現在、財団で管理されたインターネットに接続されていないコンピューター上に留まっています。 |
| | + | SCP-854-MSTDNでの実験は、電子機器をなるべく近づけないようにし、絶対にオンライン状態で行わないようにしてください。万が一SCP-854-MSTDNが収容違反を起こした場合、カバーストーリー「乗っ取り」を発動し、すぐにSCP-854-MSTDN-1からすべてのリンクを削除し、アクセスを禁止してください。 |
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| − | 概要:SCP-854-MSTDNはインターネット上に存在する認識災害です。その異常性は特定のサイトにおいて誤字を多発させるものと考えられてきましたが、実験により人体にも影響が及ぶことがわかりました。SCP-854-MSTDNはその異常性を発生させたサイト(SCP-854-MSTDN-1)において、特にその影響を受けた人物をSCP-854-MSTDN-2へと変化させます。SCP-854-MSTDN-2は、現実において正しい文字を誤字と認識するようになります。また、SCP-854-MSTDN-2は誤字であると認識した文字が存在し続けることに激しい嫌悪感を覚え、やがて無理やり文字を変えようとします。その結果、その文字は大抵の場合意味の含まれない文字となりますが、SCP-854-MSTDN-2はそれに違和感を感じず、むしろ自分が「良いことをした」かのように振舞います。SCP-854-MSTDN-2を正常な状態に戻す方法は現在までに発見されておらず、記憶処理も効かないことがわかっています。 | + | |
| | + | 概要:SCP-854-MSTDNはインターネット上に存在する認識災害です。その異常性は匿名掲示板にて連続して異様な書き込みがなされたことから発見されました。SCP-854-MSTDNは一定期間インターネット上のサイトに住み着き、そのサイト(SCP-854-MSTDN-1)への書き込みに誤字を発生させます。日数が経過するごとにその異常性は効果を高め、半年後には正常な文章を打つことは不可能になり、およそ9ヶ月ほどで後述するSCP-854-MSTDN-2を生み出します。 |
| | + | SCP-854-MSTDNは何らかのタイミングでそのページにリンクされている別のサイト、もしくはその時点でSCP-854-MSTDN-1に接続しているパーソナルコンピュータに移動を始め、その日のうちに移住を完了します。その後1日で元のSCP-854-MSTDN-1に確認された異常性はなくなり、移住したサイトがSCP-854-MSTDN-1になります。現在までの研究でSCP-854-MSTDNの行動パターンをつかめた例はなく、完全にランダムな行動であると推測されています。また、SCP-854-MSTDN-1は、特にその影響を受けた人物をSCP-854-MSTDN-2へと変化させます。SCP-854-MSTDN-2は、現実において正しい文字を誤字と認識するようになります。また、SCP-854-MSTDN-2は誤字であると認識した文字が存在し続けることに激しい嫌悪感を覚え、やがて無理やり文字を変えようとします。その結果、その文字は大抵の場合意味の含まれない文字となりますが、SCP-854-MSTDN-2はそれに違和感を感じず、むしろ自分が「良いことをした」かのように振舞います。 |
| | + | SCP-854-MSTDNを正常な状態に戻す方法は現在までに発見されておらず、記憶処理も効かないことがわかっています。 |
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| | 結果:9ヶ月の時点で今までになかった反応を確認し、Keterへの引き上げが承認されました。詳細は補遺を参考にしてください。 | | 結果:9ヶ月の時点で今までになかった反応を確認し、Keterへの引き上げが承認されました。詳細は補遺を参考にしてください。 |
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| | [D-9454とのインタビュー記録] | | [D-9454とのインタビュー記録] |
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| | Date: 20██:█:██ | | Date: 20██:█:██ |
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| | インタビュー担当官:ゲンジ博士 | | インタビュー担当官:ゲンジ博士 |
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| | [以下ログ] | | [以下ログ] |
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| | (実際には時計は正常である) | | (実際には時計は正常である) |
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| − | 博士:……なるほど。ありがとうございます。以上でインタビューを終了させていただきます。 | + | 博士:……なるほど。ありがとうございます。では以上でインタビューを終了させていただきます。 |
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| | [ログ終了] | | [ログ終了] |
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| | + | ーーーーー |
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| − | ''どうやら、予想以上に強力な影響があったらしい。
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| − | 影響下にある人間の凶暴化も確認できたので、近いうちにKeterに格上げされるだろう。
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| − | とにかく、いまは封じ込め手段の模索だ。
| + | [ゲンジ博士のメモ] |
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| − | ーーゲンジ博士''
| + | ''結局やつの気まぐれを理解することはできなかったが、行動を制限することはできた。 |
| | + | やつがリンクから移動することは観察の結果理解できた。 |
| | + | ならばそのサイトからリンクを消せばそのサイトにとどまるのではないか。 |
| | + | 結果的に成功はした……が、少なくとも上記の通りではなかった。 |
| | + | やつはサイトだけでなく、パソコンそのものに棲みついた。 |
| | + | リンクを消して行き場を失ったヤツはパソコンそのものに潜入。 |
| | + | そのパソコンで作業をしていた助手が明らかな誤字をしているのに私が気付き、まさかと思いネットとの接続を完全に遮断した。 |
| | + | 結果、ヤツをパソコンに閉じ込めることに成功した。 |
| | + | 終わってみれば呆気なかったが、少なくとも「現時点で影響が判明してなくても封じ込めができないのであれば細心の注意を払うべき」って意識は共有できたんじゃないだろうか。'' |