Tale:アライさんの15日戦争

提供: ますとどんちほー図書館
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はるか昔、アライさんとヒトは共に協力し合い豊かな文明を築いていたという。
しかし、ある時一匹のアライさんと一人のヒトが小さな諍いを起こす。やがてそれは大きな火種と成り、世界を混乱へと陥れた……

戦いはヒトの勝利に終わったが、アライさんたちすべてが滅ぼされたわけではなかった。
人里はなれた森の奥へ、山の向こうへ、海のそこへと逃れようとするアライさん達。ヒトはその残党さえも狩るためアライさんの首に大金をかけるようになった。
アライさん狩り時代の始まりである。

そんなこととは露知らず、とある島で暮らす一匹のアライさんがいた。
彼女の夢は島の外。何故ここにいるのか、どうしてここで生まれたのか。そ<んなことを何一つ知らない彼女は、海の向こうにこそ、その答えがあると信じていた。
ある日、アライさんは遂に長年の計画を実行に移す。
古いコンパスと、数か月分の食糧。そしていつだったか島に流れ着いた赤い羽根を手に、アライさんはいかだに乗って。
そう、この日、この時、この物語が始まったのである。


――「アライさんの15日戦争」
近日公開予定