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ジャパリパーク設立計画のすべて 2057年版
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新不明生物発見とその研究の沿革報告書 2102年版
新不明生物発見とその研究
2079年5月7日以降にパーク内で未確認の存在についての目撃例が職員や一般観光客を通じて報告されるようになる。当初は目撃者の錯覚であるとされていたが、同年9月にはジャパリパーク - ゴコクエリア南方の管理制限区画内にて3体の小型不明生物の捕獲に成功する。これらは当初パーク外部からの侵入によって確認された存在と考えられていたが、構成物質の検査結果からその可能性は否定された。
不明生物の研究はジャパリパーク動物研究所内で行われる事となった。それぞれの個体は透過率の低い濁った鮮やかな青色をしており、体面中央に眼球と水晶のような部位を有しているのが確認できる。個体を構成する物質の詳細な情報については不明。現状では人類及び収容動物への影響は確認されていないため、警戒レベルは最低設定として登録される。
新不明生物によるフレンズ襲撃事件の発生
2079年11月22日、アンインエリア北方のレジャーショップ付近の森林内にて、不明生物によるフレンズの襲撃例が初めて報告された。被害を受けたフレンズはチンチラ(Chinchilla lanigera)種であり、不明生物は体調1mを超えるものとされた。パーク内警備員によって当該不明生物は確保され、隔離室へ一時収容された。
これを受け、パーク中央管理センター - パーク運営事務局によって不明生物対処のための会議が編成され、要警戒とする判断が下された。なお、被害を受けたチンチラに関しては不明生物内に取り込まれた状態であると考えられるため、救出作業が行われた。
追記: 2079年11月27日時点において、被害を受けたチンチラの救出作業はいかなる方法を用いても失敗に終わった。しかし、不明生物は自らチンチラを吐き出した。ただ一つ問題があるとするならば、吐き出されたチンチラはフレンズの姿ではなく、本新来の動物としての姿だったことである。
新不明生物(セルリアン)の実効的調査の開始
2080年1月より、ジャパリ財団からの緊急通達によって新不明生物の調査計画が発案された。調査はジャパリパーク動物研究所副所長のカコ博士主導で行われ、現地調査チームの███、██、████博士、ミライ、███、ナナ、███の7名と研究チームの████博士、██研究員、███博士、███博士、███博士、███研究員、██研究員、██研究員、████博士の9名が調査担当に指定された。また、この時点より不明生物は仮称:w セルリアンとして呼称されることとなった。
セルリアン調査報告 2080/01/12
セルリアン本体の生物的な調査の結果として、これらはサンドスターに由来していることが判明した。ジャパリ島内に普遍的に存在するサンドスターから自然的に発生した可能性があるため、さらなる研究が必要。また、セルリアンは人類に対しての直接的な敵性は認められなかったが、フレンズに対する敵せ性は初の事件からも分かる通り、明確に確認されている。
セルリアン調査報告 2080/03/09
セルリアンの目撃例が一般観光客を含めた多くの人間に対して報告されるようになり、SNS上にも同様にトレンドとして話題になっていることが広報局より報告された。これを受け、ジャパリパーク運営事務局からの外部アナウンスとして、新たに確認されたフレンズである可能性もあり、観光客への影響は無いものとして公式に発表した。
また、捕獲されるセルリアンの種類も多岐に渡るようになり、その種類は3mを超える個体から10cm程度の個体まで、青色だけでなく赤色、橙色、桃色などといった個体まで確認できるようになる。また、幾つかのフレンズがセルリアンによる攻撃を受けているという報告がフレンズを通じて得られるようになった。対策としてパークガイドを含めたパーク職員各位とフレンズ3名以上で行動をともにすることが望ましいものとしてアナウンスされた。
セルリアン調査報告 2080/05/01
セルリアンのフレンズとの関連性を探る理由のため、███博士がセルリアンを用いたフレンズとの接触実験を提案。提案は一時カコ博士を含めた多くの人員に人道的側面から反対されたが、セルリアンの性質調査の大きな進展が予測されるため、ジャパリ財団及びジャパリ・インコーポレイテッド管理部の全会一致のため実行されることとなった。以下に2080年4月までに行われた実験結果の抜粋を記す。
実験記録-01 (実施日: 2080/03/11) 実験担当者: ███博士 実験内容: 実験用チェンバー内に30cm規模の小型セルリアン1体とイエネコ(Felis silvestris catus)のフレンズ個体1体を投入し経過を観察。 実験結果: セルリアンはイエネコに対して急接近し、接触を試みる。イエネコはそれを13分に渡り威嚇しながら逃げ続けた末、セルリアンに対し攻撃を開始。セルリアンは体表面に対する攻撃に対しての耐性が強いためか攻撃に対しての反応は低かった。30分の実験の末、セルリアン個体がイエネコの右足にまとわり付いた段階で実験を終了した。 セルリアンに接触されたイエネコは興奮状態にあったため鎮静剤が投与された。接触部位からはサンドスタープラズムが発生しており、3分ほどでそれは沈静化した。この事から患部のサンドスターの状態は芳しいものではないものと考えられる。推測として、セルリアンはフレンズが有しているサンドスターエネルギーを吸収しているのではないかという仮説が立てられた。
実験記録-02 (実施日: 2080/03/16) 実験担当者: ███博士 実験内容: 実験用チェンバー内に2m規模の中型セルリアン1体とイエネコ(Felis silvestris catus)のフレンズ個体1体を投入し、セルリアンに取り込まれるまで経過を観察。 実験結果: 前回の実験同様、セルリアンはイエネコに対して急接近し、接触を試みる。イエネコは威嚇しながら距離を取り、攻撃を仕掛けるも無効化される。2時間に及ぶ格闘の末、イエネコは無事セルリアンに取り込まれた。 その後およそ15分程度に渡ってセルリアンはイエネコを取り込み続けたが、最終的にはフレンズ化する以前の動物の姿でのイエネコを排出した。排出されたイエネコのサンドスター含有量を測定したが、そこにはサンドスターが含まれてはいなかった。これにより、セルリアンはフレンズが持つサンドスターエネルギーを吸収しているという仮説は確定的なものとなった。
実験記録-08 (実施日: 2080/04/09) 実験担当者: ███博士 実験内容: 実験用チェンバー内に30cm規模の小型セルリアン1体を投入し、火山付近で採取されたサンドスターのタンクを配置。 実験結果: 1時間の間観察を続けたが、1度もセルリアンはサンドスターのタンクに対しての反応は見られなかったため回収した。この事から、セルリアンはフレンズ化した動物の持つサンドスターにのみ反応するという可能性が見られる。
実験記録-09 (実施日: 2080/04/11) 実験担当者: ███博士 実験内容: 固定して配置された小型セルリアン1体に様々な物理的攻撃を仕掛けて反応を観察。 実験結果: あらゆる物理的攻撃に対しての明確な防衛反応は見られなかったが、頭頂部に存在する水晶を攻撃しようとした際に微弱な振動を確認した。その為引き続き水晶部への攻撃を継続したが、こちらに関しても同様に明確な反応れなかった。
実験記録-11 (実施日: 2080/04/23) 実験担当者: ███博士 実験内容: 固定して配置された小型セルリアン1体の水晶部に対して、フレンズによる攻撃を仕掛けて反応を観察。 実験結果: 本実験に採用されたサーバルキャット(Leptailurus serval)のフレンズは、実験開始後3分でセルリアンを破壊した。この実験によってセルリアンはフレンズからの水晶部の攻撃に対しての脆弱性が発見された。
セルリアンの襲撃による初の死亡事件の発生
2082年8月11日、夏休み観光キャンペーン期間中に来客した家族5名(父母2名と小学生男女3名)と、その家族と行動を共にしていたミーアキャット(Suricata suricatta)とヘラジカ(Alces alces)のフレンズ個体が、サンカイエリア - 森林地方にて3m規模の巨大セルリアン2体による襲撃を受けたと報告がなされた。即座に対策人員が急行したが、ミーアキャットのフレンズ化は解除されており、ヘラジカは意識不明の重体となっていた。既にその場にはセルリアンの姿は見られなかった。小笠原警察署と調査チームの共同捜索が3時間に渡り行われ、最終的には襲撃時になぎ倒された周辺の植木に下敷きになるようにして家族5名が発見された。小学生男女3名は心肺停止の重体だったが、搬送先の医療施設で死亡が確認された。
この事件によって小学生の両親からJAPARIグループは提訴され、最終的に2億1200万円の損害賠償請求が発生した。以後、JAPARIグループ全体の株価は下落し、パーク自体の規模を一時縮小することを余儀なくされた。
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